1.事象の評価(INES) (1)レベル:1(1993年03月17日の評価) (2)暫定又は最終評価:最終評価 2.件 名:残留熱除去系の配管曲り部(エルボー部)の割れ 3.国 名:スウェーデン 4.施 設 名:OSKARSHAMN-1 5.炉 型:BWR 6.発生年月日:1993年02月24日 7.本事象の公衆への重要度 事故 ○異常な事象 尺度以下 評価対象外 (1) 放射性物質の所外への放出 : なし (2) 放射性物質の所内への放出 : なし (3) 従事者の放射線被ばく : なし (4) 従事者への負傷 : なし (5) 施設の安全性の確保 : あり (6) 試験・点検による不具合の発見 : なし (7) 報道機関への通知 : あり 8.事象の概要 原子炉停止中に残留熱除去系の2個のエルボーに割れが見つかった。これ等の エルボーは隔離弁と原子炉容器の間に位置していた。割れは以前に冷温形成曲 がり部で認められたIGSCC(粒間応力腐食割れ)によるものと考えられた。材質は オーステナイト鋼SS-2333-25であるが、製造工程で熱処理が行われていなかった。 直径219 mm × 16 mmのエルボー管に深さ13 mmの割れが超音波検査により見つ かった。この発見の後、検査プログラムを拡大する決定がなされた。この配管と エルボーは原子炉圧力容器の下の放射線量の高い区域にあったため、これまで検 査されていなかった。 検査の後、貫通割れが2ヶ所見付かった。これらの割れは検査中にあきらかに 見落されたものであった。 以下の対策が行われる予定である。 ・検査プログラムと手順を分析する。 ・残留熱除去系の2本の吸い込み配管の内1本を原子炉容器内で施栓し、運転から外す。 |