1.事象の評価(INES) (1)レベル:1(1993年02月22日の評価) (2)暫定又は最終評価:最終評価 2.件 名:竜巻に起因したグリッド擾乱による原子炉スクラム 3.国 名:ロシア 4.施 設 名:KOLA-3 5.炉 型:VVER 6.発生年月日:1993年02月02日 7.本事象の公衆への重要度 事故 ○異常な事象 尺度以下 評価対象外 (1) 放射性物質の所外への放出 : なし (2) 放射性物質の所内への放出 : なし (3) 従事者の放射線被ばく : なし (4) 従事者への負傷 : なし (5) 施設の安全性の確保 : あり (6) 試験・点検による不具合の発見 : なし (7) 報道機関への通知 : なし 8.事象の概要 350 MWe出力で運転中、竜巻により、WKolenergoW電力系統の330 kV送電線が 損傷した。2:29、タービン発電機(TG)-6が緊急保護系の作動により停止した。激 しい周波数振動が(44〜52.5 Hz)が起ったため、4:11、TG-5がグリッドから切り離 され、AZ-1保護作動により原子炉がスクラムした。電動補助給水ポンプ(AFP-1)を 除く安全系は全て設計通り作動した。なお、AFP-1は、予備の分配母線から受電し て起動することになっていた。4:47、330 kVグリッドでの電圧喪失により、常用 母線が解磁され、冷却水ポンプと主復水ポンプがトリップした。この時までに全 ての安全系は、供用に入っていた。5:00、Niva-1水力発電所からL-148送電線を介 して予備変圧器1TRへ電力が供給され、これにより、非常用負荷への給電はデイー ゼル発電機(DG)から同変圧器に切りかえられた。6:15、外的な要因により、L-148 送電線がストップした。変圧器1TRへの電源喪失により、常用母線が解磁され、 「所内停電」信号が発生した。この間、非常用母線は、DGから給電されており、 安全系機器は全て作動した。7:40、常用母線が変圧器2TRに接続された。8:40、 330 kVのスイッチが正常に作動し、閉入された。 |