1.事象の評価(INES) (1)レベル:1(1994年09月02日の評価) (2)暫定又は最終評価:最終評価 2.件 名:再処理のための準備運転中の使用済燃料の破損 3.国 名:ロシア 4.施 設 名:MAYAK 5.炉 型:REPR 6.発生年月日:1994年08月31日 7.本事象の公衆への重要度 事故 ○異常な事象 尺度以下 評価対象外 (1) 放射性物質の所外への放出 : なし (2) 放射性物質の所内への放出 : なし (3) 従事者の放射線被ばく : なし (4) 従事者への負傷 : なし (5) 施設の安全性の確保 : あり (6) 試験・点検による不具合の発見 : なし (7) 報道機関への通知 : あり 8.事象の概要 使用済燃料再処理工場のWホット・ルームWで、1体の使用済燃料集合体を破砕し 溶液に装荷する準備が行われていた。下端プラグの切断中に燃料集合体のジャケッ ト・チューブを静的に固定する装置の部分で電気的なアークが発生した。運転員は 切断作業を中止し、切断機の電源を切った。 この電気的なアークが原因で、燃料集合体のジャケット・チューブの中で局所的 な燃焼が起き、複数の燃料構成要素が熱的損傷を受けた。その結果、Wホット・ル ームW内の放射性物質の濃度が上昇し、換気空調系を通して大気中への放射性のエ アロゾルが放出(137 Csに対する最大許容放出量の4.36%)された。 作業員の被ばくも、工場の運転区域の汚染も上記の許容限度以上の外部への汚染 もなかった。 事象の原因の解析の後、切断機の対策がこのような事故の再発を防止するために とられた。 |