1.事象の評価(INES) (1)レベル:1 (2)暫定又は最終評価:最終評価 2.件 名:配管の凍結による泡沫消火・スプリンクラー系統の16時間作動不能の故障 3.国 名:リトアニア 4.施 設 名:IGNALINA-1 5.炉 型:LWGR 6.発生年月日:1994年02月07日 7.本事象の公衆への重要度 事故 ○異常な事象 尺度以下 評価対象外 (1) 放射性物質の所外への放出 : なし (2) 放射性物質の所内への放出 : なし (3) 従事者の放射線被ばく : なし (4) 従事者への負傷 : なし (5) 施設の安全性の確保 : あり (6) 試験・点検による不具合の発見 : あり (7) 報道機関への通知 : あり 8.事象の概要 この事象はIgnalina原子力発電所1号機が定格運転状態の時に発生した。泡沫消火 スプリンクラー系統がタービン建屋の油系統と主循環ポンプの火災を消火するために 設けてある。1994年2月7日の朝、複数のポンプの保守点検が行われていた。 この消火系統は類似の2号機の系統と接続されており、2号機のポンプには自動起動 するポンプが備わっていた。その日の午後の定期巡視により、1号機の消火系統の圧 力は1.5 kg/cm2であり、2号機の圧力よりも低いことがわかった。1号機の制御室の運 転員はこの異常に関する信号がポンプの自動停止の信号によってブロックされていた ので、この異常に関する信号を認知できなかった。緊急対策として1号機のポンプが 起動された。その後の調査で二つの消火系統を接続する配管が外気の温度の急激な低 下とタービン建屋内の窓が開いていたことが原因で凍結したことがわかった。事象の 再発防止のための広範囲の対策を実施することとなった。 |