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1本の制御棒の固着による制御棒系統の機能劣化




1.事象の評価(INES)                          

                                       

  (1)レベル:2(1996年10月17日の評価)             

  (2)暫定又は最終評価:最終評価                     

                                       

2.件   名:1本の制御棒の固着による制御棒系統の機能劣化           

                                       

3.国   名:ハンガリー                          

                                       

4.ユニット名:PAKS−2                         

                                       

5.炉   型:VVER                            

                                       

6.発生年月日:1995年11月08日                    

                                       

7.本事象の公衆への重要度                          

                                       

      事故  ○異常な事象   尺度以下    評価対象外       

                                       

  (1) 放射性物質の所外への放出          : なし

  (2) 放射性物質の所内への放出          : なし

  (3) 従事者の放射線被ばく            : なし

  (4) 従事者への負傷               : なし

  (5) 施設の安全性の確保             : あり

  (6) 試験・点検による不具合の発見        : あり

  (7) 報道機関への通知              : あり


                                       

8.事象の概要                                

   1995年11月8日、0時10分、2号機で制御棒1本(No.6/7)に制御上の不具合の可能性
  が認められたのでその動作試験が実施された。この試験中に制御棒を最大引抜き位
  置から落下させた時、200〜225 cmの位置で固着し、動かなかった。技術仕様書に
  従って、このトラブルを解決するためにユニットは停止され、制御棒が全挿入位置
  に降下され、ほう酸注入と原子炉の冷却が開始された。制御棒の固着は制御棒と案
  内管の間に金属製の異物が挟まったことによって起ったことがわかった。
   このユニットの1996年の計画保守中、一次系内に比較的多量の異物が発見され、
  この材質は1995年に制御棒の固着を起こした破片と同じ材質の可能性が非常に高い。
  これら異物は、1995年に実施された保守の際に、蒸気発生器に一時的に取り付けた
  保守カバーの一部が一次系に混入したものと推定された。