1.事象の評価(INES) (1)レベル:2(1995年11月29日の評価) (2)暫定又は最終評価:最終評価 2.件 名:燃料集合体の破損と過度の作業員の被ばく 3.国 名:ロシア 4.施 設 名:KURSK-4 5.炉 型:LWGR 6.発生年月日:1995年11月21日 7.本事象の公衆への重要度 事故 ○異常な事象 尺度以下 評価対象外 (1) 放射性物質の所外への放出 : なし (2) 放射性物質の所内への放出 : なし (3) 従事者の放射線被ばく : あり (4) 従事者への負傷 : なし (5) 施設の安全性の確保 : あり (6) 試験・点検による不具合の発見 : なし (7) 報道機関への通知 : なし 8.事象の概要 ユニットは定格出力で運転中であった。破損燃料検出系の計測器の指示を基に、 運転員が燃料集合体の気密性の喪失を示す燃料チャンネル(FC)の蒸気の放射能の増 加を発見した。漏洩燃料集合体の入った燃料チャンネルが確認され、47-45 FCから 燃料集合体を取り出す作業が開始された。燃料集合体の取り出し中、放射線モニタ リング系の警報が中央(原子炉)室で作動した。作業場所の調査の結果、取り出した 燃料集合体を収める輸送容器の受け入れ部に5 mm寸法の1個の燃料の破片、燃料集 合体プラグに1.5から2 mmの2個の破片を発見した。これ等の破片は既存の手順書に 従って取り除かれた。上記の作業の完了後、この作業にたずさわった8名の線量計 がチェックされた。このチェックにより2名の作業者が年間許容線量の限度を越え る外部被ばく(各58.3と56.7 mSV)を受けていたことが分かった。燃料集合体の減 圧は1本の燃料棒のプラグの破損によるものであった。 作業者の過度の被ばくは手順書に従わなかったためであった。 |