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燃料の逆向き装荷時の出力の変化に
起因する冷却材圧力低による原子炉トリップ




1.事象の評価(INES)                          

                                       

  (1)レベル:0(1996年 1月24日の評価)                

  (2)暫定又は最終評価:最終評価  
                                       

2.件   名:燃料の逆向き装荷時の出力の変化に起因する冷却材圧力低による原子炉トリップ

                                       

3.国   名:インド                         

                                       

4.施 設 名:NAPS−2                         

                                       

5.炉   型:PHWR                            

                                       

6.発生年月日:1995年12月27日                    

                                       

7.本事象の公衆への重要度

     事故   異常な事象   ○尺度以下   評価対象外



  (1) 放射性物質の所外への放出          : なし

  (2) 放射性物質の所内への放出          : なし

  (3) 従事者の放射線被ばく            : なし

  (4) 従事者への負傷               : なし

  (5) 施設の安全性の確保             : あり

  (6) 試験・点検による不具合の発見        : なし

  (7) 報道機関への通知              : なし
                                       

8.事象の概要                                

   Narora 2号機は215 MWeで運転中であった。燃料チャンネルL-05の燃料交換が実
  施中であった。全部で4体の使用済燃料集合体が下流側の燃料交換機に受け入れら
  れた時、下流側の燃料交換機のラッチの作動が円滑でなかったため、この燃料チャ
  ンネルを閉じることができなかった。このため、逆燃料交換(流れと反対の方向に
  挿入)により、チャンネルに使用済燃料集合体を押し戻すことが決定された。使用
  済燃料集合体とラム継ぎ手の挿入により、負の反応度を与えられ、原子炉の出力は
  全出力の98%から93%に低下した。その後、ラムを取りはずす際に流れ方向に引き
  抜いたため、引き抜き速度が速くなり、原子炉の出力は109%に上昇した。その結
  果、冷却材出口ヘッダとチャンネル出口温度の上昇により原子炉出力のセットバッ
  クが始まり、続いて原子炉が冷却材圧力低によりトリップした。