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主復水器系の補助熱交換器の破損による
飲料水の僅かな汚染




1.事象の評価(INES)



  (1)レベル:0(1996年07月07日の評価)

  (2)暫定又は最終評価:暫定評価



2.件   名:主復水器系の補助熱交換器の破損による飲料水の僅かな汚染



3.国   名:アルゼンチン



4.ユニット名:EMBALSE



5.炉   型:PHWR



6.発生年月日:1996年06月30日



7.本事象の公衆への重要度



      事故   異常な事象  ○尺度以下    評価対象外



  (1) 放射性物質の所外への放出          : なし

  (2) 放射性物質の所内への放出          : なし

  (3) 従事者の放射線被ばく            : なし

  (4) 従事者への負傷               : なし

  (5) 施設の安全性の確保             : あり

  (6) 試験・点検による不具合の発見        : あり

  (7) 報道機関への通知              : あり




8.事象の概要

 1. プラントは蒸気発生器の漏洩伝熱管の修理のため計画停止中であり、
   二次冷却水の放射能濃度は通常の値より高かった。
 2. 定例試験の間、管理区域内脱衣室付近のバックグランド放射線レベル
   が高くなっていることが認められた。長い詳細な調査の後、高温飲料
   水中の放射能濃度が予期した値より高いことがわかった。
 3. 高温飲料水の汚染の原因はシャワーの水を加熱する際に使用する補助
   熱交換器の破損であった。(この熱交換器は原子炉の二次冷却水により
   加熱されるが、この伝熱管に破損があり汚染された二次冷却水が流れ
   込んだ。)
 4. 循環水(CCW)は湖から取水しており、サージタンクから放出された水の
   一部を吸い込み、その一部が湖に放出された。これは明らかに、配管(
   長さ400 m)で気密性が失われ、バイパス流が生じたためである。
 5. この事象は公衆へも運転員に対して許容値を超える放射線量の被ばくを
   与えることはなかった。
 6. 環境保護団体は「放射性物質が湖に重大な影響を与えた」と新聞で説明
   した。