戻る
一次冷却材の漏えいと密封室の低レベル汚染




1.事象の評価(INES)



  (1)レベル:1(1996年04月19日の評価)

  (2)暫定又は最終評価:暫定評価



2.件   名:一次冷却材の漏えいと密封室の低レベル汚染



3.国   名:スロバキア



4.ユニット名:BOHUNICE−4



5.炉   型:VVER



6.発生年月日:1996年04月15日



7.本事象の公衆への重要度



      事故  ○異常な事象   尺度以下    評価対象外



  (1) 放射性物質の所外への放出          : なし

  (2) 放射性物質の所内への放出          : あり

  (3) 従事者の放射線被ばく            : なし

  (4) 従事者への負傷               : なし

  (5) 施設の安全性の確保             : あり

  (6) 試験・点検による不具合の発見        : なし

  (7) 報道機関への通知              : あり




8.事象の概要

  オーバーホールと燃料交換のため停止中の4号機で、保守作業が進められていた。
 13時45分、主隔離弁(MCV)とSGマンホールを通って燃料交換プールからSG密封室に燃
 料交換プールの冷却水が漏えいしていることが認められた。全ての作業が中止された。
 燃料交換プールの水位は16.6 m3に対応する27 cmまで低下した。SG密封室に漏えいし
 た水の量は3〜8 m3と推定された。主な表面汚染の測定値は6 Bq/cm2(制限値37 Bq/
 cm2)であった。原子力発電所員の負傷も被ばくもなく、外部への影響もなかった。
 漏えいした水はSG密封室のドレンラインを通して排水された。漏えいの原因が明らか
 になり、除染された後の20時00分、燃料交換作業の再開の認可が出された。
  事象の調査から、保守作業中のMCVの無認可の操作がこの事象の原因であったことが
 わかった。対策が提案された。