ガンマ線バックグランドの増加
1.事象の評価(INES) (1)レベル:1(2000年09月04日の評価) (2)暫定又は最終評価:暫定評価 2.件 名:ブルガリア・コズロドイ 3号機原子炉建屋前でガンマ線バックグランドの増加 3.国 名:ブルガリア 4.施 設 名:KOZLODUY 3 5.炉 型:PWR 6.発生年月日:2000年08月27日 7.本事象の公衆への重要度 事故 ○異常な事象 尺度以下 評価対象外 (1) 放射性物質の所外への放出 : なし (2) 放射性物質の所内への放出 : なし (3) 従事者の放射線被ばく : なし (4) 従事者への負傷 : なし (5) 施設の安全性の確保 : あり (6) 試験・点検による不具合の発見 : なし (7) 報道機関への通知 : あり 8.事象の概要 燃料交換のため、プラントは停止中であった。燃料集合体は全数使用済燃料貯蔵プールに 貯蔵されていた。可動型の炉心ケージ(RCC, Removable Core Cage, バスケット)が炉心から とり出され、炉内構造物貯蔵抗(RISS, Reactor Internals Storage Shaft)内におかれた。 RISSは原子炉建屋内の特別な抗であり、使用済燃料貯蔵プールの近くにあり、 主要燃料取替作業中、炉内構造物の一時的な保管に使われていた。 2000年8月28日の夜半、補助管理第2ビル(3号機のすぐ前にある)の前壁にあったガンマ線 バックグランド情報表示システムのガンマ線検出器が0.30 μSv/hの管理設定値を超える ガンマ線バックグランドの増加を検知した。ガンマ線バックグランド増加の理由はRIS抗の 水位の低下によるもので、そのときには可動型炉心ケージが入っていた。 測定された最大ガンマ線量率は11.0 μSv/hであった。 RIS抗の水位低下は、手順書及び作業指示書の記載の欠落、ドレン弁の不良(漏えい)及び 運転員のエラーによるものであった。 なお本事象において、個人の線量限度を上回ることはなかった。 |