1.事象の評価(INES) (1)レベル:1(2002年2月20日の評価) (2)暫定又は最終評価: 暫定評価 2.件 名: 格納容器内配管の損壊について 3.国 名: ドイツ 4.施 設 名 : KERNSKRAFTWER BRUNSBUTTEL KKB 5.炉 型: BWR 6.発生年月日: 2001年12月14日 7.本事象の公衆への重要度 事故 異常な事象 ○尺度以下 評価対象外 (1) 放射性物質の所外への放出 : なし (2) 放射性物質の所内への放出 : なし (3) 従事者の放射線被ばく : なし (4) 従事者への負傷 : なし (5) 施設の安全性の確保 : あり (6) 試験・点検による不具合の発見 : なし (7) 報道機関への通知 : あり 8.事象の概要 2001年12月14日、定格出力運転中に運転員は格納容器内で少量の蒸気漏洩に気付いた。警報 により運転員は原子炉容器ヘッドスプレー系のフランジ部での蒸気漏洩と判断した。原子炉容 器ヘッドスプレー系ドレン配管のドレン弁を閉鎖することで、漏洩は4分で止った。原子炉容器 ヘッドスプレー系(安全機能は持たない)は、チェック弁と通常運転時閉の2つの格納容器隔離弁 により原子炉圧力容器から隔離されている。原子炉容器ヘッドスプレー系のドレン配管は格納 容器内で、主蒸気配管からのドレン配管とつながってドレインされている。本漏洩は、ドレン ラインを介して主蒸気が漏えい部に逆流したことによるものであった。格納容器内への放射性 物質の有意な漏洩はなかった。大規模解析により電力会社は漏洩部において水素爆発が起った 可能性があると結論づけた。2002年2月18日出力低下中に漏洩箇所が検査された。チェック弁 と格納容器隔離弁の間で原子炉容器ヘッドスプレー系の配管がかなり損壊していた。検査の結 果、(放射線分解により生じた)水素ガスの配管(100 mm径)内部での爆発が配管を損壊させたと 考えられている。本原子力発電所は修理と調査のため冷温停止とされた。 |