戻る
原子炉容器上蓋の劣化




1.事象の評価(INES)



  (1)レベル:3(2002年6月12日の評価)

  (2)暫定又は最終評価: 最終評価



2.件   名: 原子炉容器上蓋の劣化                                                                        



3.国   名: アメリカ


4.施 設 名 : DAVIS BESSE-1


5.炉   型: PWR   


6.発生年月日: 2002年 3月 8日



7.本事象の公衆への重要度



      事故  ○異常な事象   尺度以下    評価対象外



  (1)所外への影響

      放射性物質の所外への放出          : なし

      公衆の放射線被ばく             : なし

  (2)所内への影響

      汚染の拡大                 : なし

      従事者の放射線被ばく            : なし

      放射線防護設備の損害            : なし

  (3)深層防護の劣化                : あり

  (4)負傷者の有無                 : なし

  (5)継続問題の有無                : なし

  (6)報道機関への通知               : あり

 


8.事象の概要
  
    2002年3月8日、燃料交換のための定期点検中に、許認可取得者は検査中の原子炉
   容器上蓋貫通ノズルに隣接している位置で母材のかなりの欠損を発見した。許認可
   取得者は、規制側(米国NRC)の要求に応じて原子炉容器上蓋の制御棒駆動機構ノズル
   の検査をしていた。ノズルの1つを修理中、許認可取得者はノズルを囲んでいる母材
   の劣化に気づいた。原子炉容器上蓋は、内側にステンレス鋼が内張溶接されており、
   母材は6.63インチ厚の低合金鋼である。ノズルを取りはずし、そのすぐ近傍を洗浄
   した後に、許認可取得者は、ノズルに隣接した位置にかなりの欠損、つまり(4-5イ
   ンチ)×(5-7インチ)の欠損があることに気付いた。圧力容器上蓋のこの区域では、
   厚さが0.24-0.38インチとなっており、これは、内張りの内厚まで減肉していた。