1.事象の評価(INES) (1)レベル:2(2003年11月11日の評価) (2)暫定又は最終評価: 最終評価 2.件 名: ナイジェリアから送られてきた金属スクラップ中で見つかった ストロンチウム-90非密封放射線源 3.国 名: オランダ 4.施 設 名 : Reukema Blocq & Maneschijn B.V. 5.炉 型 : − 6.発生年月日: 2003年11月11日 7.本事象の公衆への重要度 事故 ○異常な事象 尺度以下 評価対象外 (1)所外への影響 放射性物質の所外への放出 : なし 公衆の放射線被ばく : なし (2)所内への影響 汚染の拡大 : なし 従事者の放射線被ばく : なし 放射線防護設備の損害 : あり (3)深層防護の劣化 : あり (4)負傷者の有無 : なし (5)継続問題の有無 : なし (6)報道機関への通知 : なし 8.事象の概要 2003年11月5日にReukema Blocq & Maneschijn(RBM)は入口検知器で放射 線を検知したと検査当局に連絡した。 黄銅スクラップが入った40フィートコンテナがナイジェリアからロッテル ダムへ舶送され、ベルギーBeerseのMetallo Chimiqueへトラック輸送された。 Metallo Chimiqueでコンテナは開梱されたが、荷物は未知理由で拒否され た。ドイツ・エッセンの貿易業者GMBH & Co.KGの指示でコンテナはRBMに移 送された。 入口検知器の読みにもとづいてコンテナ外側の線量率は数μSv/hであると 検査当局は評価した。2003年11月11日、コンテナは放射線源調査を専門とす る会社によって調査された。コンテナ外側の線量率は2.5μSv/hであった。 携帯ガンマ線スペクトル計ではコンテナの放射能レベルが高くなった原因で ある核種はわからなかった。コンテナの一部の荷物を運び出したあとに当該 社は非密封のカプセル入りストロンチウム−90線源を見つけた。放射線源は 放射線施設に運ばれて調べられた。線源ホルダーには識別マークがついてい た。`IPL 90SR-90Y 125mCi 2-83 67-850 E-981'と読めた。線源表面でのガ ンマ線量率は14 mSv/hであった。識別マークによれば線源は元々4.6 GBqで あった。オランダ、ベルギーの両国において健康への悪影響はなかったが、 それは線源が荷物で遮蔽されていたためである。線源を安全処理した職員の 顔面線量率は45 mSvであり、水晶体への線量は10 mSvであった。ナイジェリ アの荷積場所では10cm離れた場所での線量率は2.8Gy/hなので健康悪影響が あった可能性がある。 |