1.事象の評価(INES) (1)レベル:1(2004年6月29日の評価) (2)暫定又は最終評価: 最終評価 2.件 名: 格納容器換気系運転モード違反 3.国 名: スイス 4.施 設 名 : LEIBSTADT 5.炉 型 : BWR 6.発生年月日: 2004年5月28日 7.本事象の公衆への重要度 事故 ○異常な事象 尺度以下 評価対象外 (1)所外への影響 放射性物質の所外への放出 : なし 公衆の放射線被ばく : なし (2)所内への影響 汚染の拡大 : なし 従事者の放射線被ばく : なし 放射線防護設備の損害 : なし (3)深層防護の劣化 : あり (4)負傷者の有無 : なし (5)継続問題の有無 : なし (6)報道機関への通知 : − 8.事象の概要 2004年5月28日-29日に格納容器内一次系漏洩(制御弁グランド部)工事のために プラントの計画停止が行われた。5月28日の再起動準備中(19時の制御室確認)に、 格納容器換気系が原子炉再起動できる状況(技術仕様で要件記載)にないことに運 転員は気づかなかった。その確認は制御室の表示灯、つまり大容量パージ(表示灯 「点灯」)、小容量パージ(表示灯「消灯」)の状況により行われたが、誤って解釈 された。実際は、「小容量パージ」のみが許されていた。誤解釈によりドライウェル 隔離弁が開となり、原子炉容器周辺の健全性が低下した。圧力抑制はLOCA時、原子炉 冷却材温度 > 100℃のときに必要となる。しかしながらドライウェル隔離弁開のとき には「ドライウェル温度 > 55℃」及び他のLOCA信号により、ドライウェル隔離弁は 閉信号を受ける。本事象における冷却材最高温度は142℃であった。温度が100℃以上 でドライウェルが開いた状態は2時間しかなかった。したがって、顕著なリスク増加 はなかった。 本事象で周辺環境への放射能放出はなかった。2004年5月25日-2004年6月1日の週で I-131を74 MBq検出したが、これはヨウ素の短期間許容限度の約2%相当である。 本事象では、汚染された人はいなかった。
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